組込みシステム開発に長年従事してまいりました。
ブレッドボードに使用できるシングルボードコンピュータ、及び周辺ボードを製造販売しております。
これまでの経験が世のお役に立てれば幸いです。


Bluepill との出会いとPrickly-Ash開発

いつぞやだったか。。。コロナの1~2年前だったか…
STM32Fシリーズのことは以前から知っていましたが、Bluepill の存在を知り、早速Amazonで購入。
当時は1枚300円程度で購入出来た。 STM32CubeIDE ST-LINK V2の組み合わせでデバッグもできる。

こ・れ・は・す・ご・い!!

と、以降何かとbluepillを購入。
ところが・・・・
ある時、3枚セットを1000円程度で購入。いつものように使ってみると…

あれれ~?おかしいな~??

STM32CubeIDEと接続ができない…エラーになってしまう…


エラーの詳細を調べてみると、IDが違う???
IDについて調べてみると、どうやら中国製クローンMPUのIDと一致。
おかしい…刻印はSTM32F103になっているのに、IDが違う???



【結論】

刻印はSTだが中身が違う。中国バッタもん。

3つ購入したBluepillですが、結局IDが正規な物は一つだけ。(-_-+
これじゃ使えないということでBluepillに似ているBlackpillを試しに購入。
これも刻印はST製だが、中身は中国バッタもん…

「ならばSBCボードを作ろう!」

と思い立ったきっかけになりました。
しかし、時悪く半導体枯渇問題で部材が入手できず、3年ほど実現できなかった。orz

尚、バッタもんBluepillですが、STM32CubeProgrammerでは使えました。
IDチェックやってないんでしょうね~。
当時は使えましたが、今はどうなんでしょう?使えたとしてもそのうち規制かかるかもしれないなー。

STM32CubeIDE の定義ファイルを変更すると使えるらしいのですが…
こういうのは使いたくない。

安価ということで、敢えてクローン品を使用している方もおられるようですが。。。
STMicroと正式に契約してセカンドソースとして製造しているなら良いですが、個人的にクローンはちょっと…
「正規品に限る」と思う今日この頃…